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caters2.0とは?

[ caters2.0 ]

最近、「ブログ見てますよ。」と声をかけていただくことが増えています。
その際、やはり社屋の話題があがることが多いのですが、実は「社屋の案件=ガレージ」は<カテル2.0>というプロジェクトの中の1つに過ぎません。

では、<カテル2.0>とは何か?ということですが、正直に申し上げるなら明確な目標や到達点を設けたものではなく、漠然とした意識の変化みたいなものをそう呼びたいと思っています。

いえ、もちろんそれだけではありません。
具体的な施策として、
1.ウェブ関連業務の企画・営業力と制作・開発体制の強化を狙った人員増強と外部制作体制の充実
2.就業環境の改善と業務内容の拡張に耐えうる本社移転
3.自社企画製品を中心にネットショッピングを含む物販業務の試行
という3点を軸に、現在の創業フェーズから拡大フェーズへの移行ということを目論んだりしているわけですが…。

でも、本当の狙いは『カテルらしさ=弊社の企業文化』の定着と発展を図ること。
それが<カテル2.0>というプロジェクトの本質だと思っています。

例えば、弊社の企業理念に『“働き蜂の法則”が通用しない会社になる。』というのがあります。
そしてそれに、『25%の働かない蜂なんていらない。50%の普通の蜂はもっと働け。』と続きます。
当たり前です。私たちは人なのですから、そんな法則は通用しないのです。

ちなみにこの項は、創業の際にメンバーと約束したことですが、1つは請け負った仕事に対して絶対に手を抜かないということ。そして、絶対に怠けないということを表明したものです。
なぜならば、会社は誰かの所有物とかじゃなくて、チームで稼ぐための単位であるから、各自はそれぞれのポジションを責任をもって担わなければならない。そこで、誰かが手を抜けば全員に迷惑がかかる。
だから、弊社は“働き蜂の法則”が通用しない会社になるんだ。
というより、そういう状況になれば会社自体が倒れる。
そういうことです。

今までは少人数でしたし、立ち上げの苦労を知っているメンバーだけでしたので、おかげさまでそういうテンションでみんなが頑張ってきていると思っています。
しかし、今後、新しいメンバーが入ってきたときにもそのテンションを維持できるかどうか?
10年後も、20年後もあの創業時の気持ちを忘れずにいられるかどうか?
そして、それをどう発展させていくか?
その基礎を作るのが、<カテル2.0>のフェーズだと思っています。

仕事を作業にしない。
カテルというチームの一員として、自分の能力を可能な限り発揮できる場を自ら創造し、それがあることを喜びに感じながら、お客さまのために精一杯のモノづくりを行なう。
その成果にご満足いただいた対価として、お客さまから報酬を頂戴し、それに感謝する。

そういう文化、風土みたいなものを作っていきたいと思います。
どうぞ、弊社のメンバーがここに書いてあるのと異なる言動を行なっていたら、ビシビシとご指摘ください。
誠に勝手ながら、弊社ではお客様も企業文化を担う一員と考えておりますので。
よろしくお願い申し上げます。

[働き蜂の法則とは?]
よく働く優秀な蜂を100匹集めて一つの巣に集める。そうすれば、全員よく働き、良い巣になるかというとそうではない。集める前の巣の状態と同じく25匹しかよく働かない。50匹はそこそこ働くが全力は出さない。残りの25匹は完全に怠ける。という通説。


caters [ 07.01.26 13:35 ]



カテル有限会社