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宇都宮の餃子がサンタクロース!?

[ memo ]

貧乏ヒマなし、銭もなし・・・と嘆いている間に、今年もアッという間に過ぎ去ろうとしています。

そんな師走の宇都宮に、こんなサンタクロースが・・・。



サンタクロースになった餃子像


と言っても、地元の人以外は分からないでしょうが、これが大谷石の特性から雨でツルンってなっちゃった上に、東口から西口に引越しするときパックリいっちゃった『餃子像』です。



 


ちなみに、この餃子像は12月の『宇都宮愉快市長』だそうで・・・。

ちなみに、『宇都宮愉快市長』とは、毎月の『愉快の日』にちなんで、宇都宮市が誇る「資源」「名物」などを、「今月の愉快市長!」として任命するのだそうで・・・。

ちなみに、『愉快の日』とは、毎月25日(ニッコリ)を宇都宮市が『愉快の日』として制定したそうで・・・。

そしてそれは、「都市ブランド戦略『宇都宮プライド』プロジェクト」というプロジェクトの一環だそうです。

その「都市ブランド」とは、宇都宮市の平成20年度 主要施策・事業の一環である、「6 持続的発展が可能な都市の自治基盤を確立するために」として盛り込まれたようで・・・。

その具体策として、20年9月に「宇都宮ブランド戦略アドバイザーグループ」が設置され、キックオフミーティングが開かれたようです。

なお、ブランド戦略の構築は、なぜか福島の会社に委託されました・・・。
地元の会社の能力が足りないんでしょうねぇ・・・悲しいです。

そして、そのための組織(案)ができ、平成21年3月には「都市ブランド戦略を進めていくための指針」が発表されたのだそうです。

ちなみに、うつのみや市政研究センター(という組織が市の総合政策部政策審議室にあり、非常勤特別職員 1人/職員 3人/専門研究嘱託員 2人の6人体制で運営されていることすら知りませんでしたが・・・)によれば、「宇都宮市でも平成21(2009)年4月から,総合政策部政策審議室内に,「都市ブランド戦略室」を設置し,全市一丸となって宇都宮市の価値や魅力を高めていくブランド戦略を本格的に進めています。その一環として,経済・まちづくり団体,メディアや公募市民と行政が一体となった「宇都宮ブランド推進協議会」が設立されました。この協議会がめざしているのは,宇都宮市民が自分のまちに誇りをもち,市外の人々からは憧れを持って注目されるまちとして,認知度や魅力度を高め,宇都宮を訪れ,宇都宮に住み,企業が立地したくなるような都市に変えていくようブランド力をアップさせていくことです。」とのことです。

ちなみに、宇都宮市の総合政策部政策審議室内に設置された都市ブランド戦略室は3名体制だそうで・・・。

ちなみに、その総合政策部政策審議室所管の宇都宮ブランドの確立に関する予算はというと、
平成20年度予算 約 2,603万円
平成21年度予算 約 8,967万円
平成22年度予算 約 4,635万円 となっていて、

ちなみに、そのうち任意団体である「宇都宮ブランド推進協議会」には
平成21年度 6,400万円(都市ブランド関連予算の71.3%)
平成22年度 3,623万円(都市ブランド関連予算の78.2%) 交付されています。


ということで、その20年度から22年度で、合計1億6,205万円かけて行っている、宇都宮市の都市ブランド戦略の一環である、毎月25日の『愉快の日』にちなんで、宇都宮市が誇る「資源」「名物」が任命される「今月の愉快市長!」として、宇都宮駅西口にある、市がテレビ東京の『おまかせ!山田商会』(山田邦子司会)とタイアップして、現代美術家の西松鉱二デザイン、「大谷石」の石材業者がボランティアで制作した『餃子像』がサンタクロースのコスプレをしていたというわけなんですね。

宇都宮市はじつに愉快な町ですね。


宇都宮餃子に関わった人々

---以下、引用---

93年秋、石材店を営む加藤康雄(かとうやすお)さん(58)のもとを、小中学校で同級生だった沼尾さんが突然、訪れた。依頼は、「大谷石で餃子の像を彫る」こと。

 「本気なのか」と思わず聞き返したが、沼尾さんの熱意はすぐに伝わった。

 でも、予算はゼロ。「タダで」依頼を引き受けた。一か月間、ほかの仕事をせずに、大谷石材協同組合が市に提供した大谷石を材料に、彫刻作りに挑んだ。

 大谷石で彫刻するのは初めて。耐火性が強く建築材に向く大谷石は柔らかく、彫るのは難しい。数ミリ、数センチずつ、細心の注意を払って彫り上げた。
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caters [ 10.11.26 21:00 ]



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