[ memo ]
「若者よ、故郷に帰れ。
その町の市場へ行き、その町の人のために料理を作りなさい。」
フランス料理の偉人と呼ばれる故フェルナン・ポワンさんの言葉です。
日経レストランのコラムにあった言葉ですが、
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レストランには、強い信念さえあれば故郷の人を十分に幸せにできる能力と資格がある。
大切なのはあなたがあなたの与えられた役割をどうとらえるかだけなのだ。
あなたさえ、自愛を捨て謙虚になり、あなたをここまで育て上げてくれた故郷やそこに住む人に感謝し、その人々のために料理を作り、労を尽くせば、あなたは偉大なる一歩を歩みだせる。
その重要な一歩を歩みだすのに必要なこと・・それはあなたの血であり、肉であり、そして、あなたの信念や哲学である。
あなたが、これまで学び、触れ合い、たどり着いた確固たる悟り、それを基点にすべきだ。世の中の流行など関係ない。
あなたがあなたの信じる価値観で現在のあなたに育て上げた地域の人のために料理を作るんだ。
そして、あなたの故郷への思い、人生観、哲学やこだわりを店のすべてにこめよう。
そして、力強く、あなたの故郷へ人を呼び、故郷を豊かにするのだ。
あなたの故郷をあなたのレストランで知ってもらうのだ!
普及が終わった今、レストランは力強い存在になれるのだ!
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この言葉は、料理人に限らない言葉だと思います。
進学校と呼ばれる学校を卒業し、有名大学と呼ばれる大学へ行った者のうち、果たしてどれくらいが故郷へ帰って来てくれているか?
その割合は、ものすごく低い数字だと思います。
間違いなく・・・。
誰もその問題に言及しませんが・・・。
『若者よ、故郷に帰りなさい。
その町の会社に勤め、その町の人のために仕事をしなさい。』
あなたが生まれ、暮らした街は、そんなに悪い街ではありませんよ。
もし悪いところがあるならば、あなた自身で変えてみましょう。
それが出来るのも、自分の街だと思う心があればこそです。
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