[ garage ]
正直、ここに至るまでの話はあまりしたくはありません。
言える事は、先方の不動産業者の不誠実さによって、自分が無益な時間と労力、そして費用をかけざるを得なくなったということだけです。
いったい誰のために仕事をするのか?
何のために仕事をするのか?
存在意義は何なのか?
人のフリ見て我がフリ直せ。
自分の仕事振りに対しても問いかけます。
それを「業」として飯を食うならば、プロであり、ならばそれに見合った報酬を要求するのは当然です。
しかし、自分が儲けるためだけに仕事をするならば、それで喜ぶのは自分しかいないでしょう。
でも、自分の「業」が人のためになるならば、自分が稼ぐことでより多くの人に感謝してもらえると思っています。
いずれにしても、その物件を購入することは決まりました。
当初の予算を大幅にオーバーして。
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購入することは決めました。
問題は資金繰りをどうするかです。
ただし、相当の無理をして購入を決めた経緯もあって、資金繰りにそんなに時間をかけるわけにはいきません。
でも、個人でも、会社でも資金はありません。
ということで、大嫌いな『借金』をすることになります。
まずは個人で買うか、会社で買うか迷いました。
いろいろと迷いましたが、会社のキャッシュを減らすのを嫌って、残った預金を頭金にして個人で購入することとし、借金も個人名義にすることにしました。
ということで銀行へ。
まぁ何ていうか、支店長さんは自分が勤めていた頃にお世話になった方で、次長さんは同じ部署の先輩だった方で、借入の窓口担当は同期で、と知らない人はいませんし、どういう審査をして貸出を行うかということも当たり前ですが知っているわけで、まぁなんとか無事に審査は通りましたが…。
ただ、何ていうかまさかこんなに大きな借金を背負うつもりはなかったので、言うに言えない緊張感が襲い掛かって来ます。
ただ、団体信用生命保険には入りましたので、自分が死ねば借金は返せるんだと言い聞かせ、多少は楽になりました。
が、やはり借金を背負うというのはあまり精神衛生上よくはないですね。
[ garage ]
購入を決める少し前に、仲間へ物件を購入する話をしました。
ある者はよい物件だと言い、ある者は資金計画は大丈夫かと言いました。
基本的には代表者個人で購入する。
当然にかなり大きな額の借金をする必要があるとも話しました。
ただ、仲間は最後は自分を信じてくれ、自分に任せてくれました。
そして、家族も。
正直、契約を前にして怖くなりました。
そりゃそうです。
自分がサラリーマン時代ならば考えられない借金を背負うのですから。
それでも、この物件を購入する決断をしました。
それは、そんな思いをしてでも弊社にとって必要だと自分が思ったからです。
きっと大企業の人ならば、鼻でフンと笑う程度の設備投資の規模かも知れません。
でも、弊社にとっては本当に本当に大きな投資です。
賭けというほどリスクの高い投資ではありませんが、それでもかなりの無理をした投資です。
それほどの覚悟をしてでも、弊社にとって必要だと自分が判断しました。
自分の判断に対する責任の重さを痛いほど感じます。
怖いです。
買わなければ、こんな思いをせずに済むのかもしれません。
買わなくても、何とかなるのかもしれません。
でも、それではここから大きく前に進むことは難しい。
会社を次のフェーズに進ませるには、この投資は絶対に必要だ。
そう思いました。
もちろん、今でもそう信じています。
[ garage ]
とても暑い日です。
先方の不動産屋さんの事務所で取り引きです。
事務所へ入ると、売主のご家族とこちらの不動産屋さんがいます。
そして、あのあちらの不動産屋も。
重要事項等の説明が始まります。
内容はほとんどこちらの不動産屋さんが話してくれます。
あっちの不動産屋はほとんど何も話しませんし、口を開くとトンチンカンなことばかり。
売主さんから引渡しは8月末まで待って欲しいと言われます。
別にこちらも急いでいるわけでもないので了承します。
そして調印です。
売主さんが押印し、こちらも押印し、そして手付金を支払います。
決して少ない額ではありません。
そして、向こうの不動産屋が繰り返します。
建築やリフォームのときには、是非、お願いしますと。
何を言ってやがるんだと思います。
絶対に頼むもんかと思います。
だいたい1時間半くらいかかったでしょうか。
代金の決済は8月7日に決まりました。
前のときとは違って、取り引きが終わるとドッと疲れが出ました。
[ memo ]
更新できてません。
リーマンランチの新しいお店とか見つけたのに、いつのまにかランチ終了になるほど長期間、更新できてません。
しかし、確実に2期目も終わりが見えてきています。
正直、「とりあえず2年間も会社がもってよかったぁ。」って感じです。
それと同時に、「3年目も越せるかなぁ。」って感じです。
現在、3期目を迎えるにあたってもろもろ計画中。
テーマは、「3年目こそ創業のとき」。
2年間で蓄えた良いものは残しつつ、ついつい溜まってしまった垢のような悪いものをキレイサッパリ洗い流し、創業の時と同じように心機一転頑張ろう。
そんな思いで3年目を迎えたいと思っています。
なぁんて、2年目もあと1ヶ月以上ありますから、最後まで精一杯走り抜けたいと思います。
どうぞ、みなさまよろしくお願い申し上げます。