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苦悩する日々:資金繰り

[ garage ]

資金調達をするにあたって、果たしてどこにするかという問題にブチ当たります。

銀行からはいつでも相談に来いと言われてはいました。
しかし、物件購入で借入をしているし、何よりもここまで金額が見込み相違となった以上、金利はできるだけ低い方がいいと考えました。
そこで行政系の金融機関を借入先の最優先候補先として、とりあえず国民生活金融公庫(略して国金)に行くことにしました。

まず、それなりの資料を揃えて、窓口に相談へ出かけました。
しかし、あえなく玉砕。

「これは、担保価値はありませんね。他にありますか?」
「IT資金は、最近この金利じゃ出しませんよ。」
窓口職員の不躾な言葉が自分を打ちのめします。

なんていうか中小企業の悲哀を久しぶりに感じました。
最後には、「じゃ、とりあえず申し込んでください。」的なお言葉を頂戴したのだが、いやぁ久しぶりに金融機関らしい金融機関に来た感じがしました。
金融機関はこれじゃなくちゃいけません。

お前はカネが無くて借りに来たんだ。
お前にそんな借金をできる価値があるのか、と言わんばかりの態度で責め上げる。
金融機関、金貸しは、これじゃなければいけません。
見積りの金額が5%ぶれればカネは出さん、出したカネも返してもらう。
ステキなほど慇懃無礼で高圧的な態度は、床の間を背にしてカネを貸したという時代を体験させてくれました。

なんて役所系金融機関はステキなんだろう。
と、思って帰社すると国金からDMが来ていました。
中小企業の応援をしたいと…。

なお、帰りに法務局へ行き、謄本だのなんだのを準備したついでに、増資の手続きなどについてご教授いただいた。司法書士の先生にお願いすると、楽だけれど20万円以上もかかるものが、自分でやれば7万円で済む見込み。
こうなったら徹底的に節約生活をしてみようかと思いました。


caters [ 06.09.20 03:32 ]



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